温泉

温泉天国 南信州で健康に良いお湯めぐり

さまざまな効能を持つ温泉が分布する「温泉王国」

吉川善行先生下伊那厚生病院福祉部長
古川善行先生 (温泉療養医/温泉アドバイザー)

信州は、さまざまな効能を持つ温泉が分布しており、200を超える温泉を持つ「温泉王国」です。

この中で、飯田下伊那地方というのは、北信などにくらべて、地面の下が花コウ岩という硬い岩盤に覆われており、お湯が簡単には出にくい場所が多いようです。

塩化物泉の特徴・・・なめると塩の味・・・

この地方の温泉の特徴は、まず第一に塩分の強い温泉があるということです。「塩化物泉」という性質の温泉ですが、大鹿村や南信濃村・阿南町などにあり、舐めると塩の味がします。

これは、やけど・きりきず・皮膚病・慢性婦人病などに良いとされています。  

次の特徴として、アルカリ度が強いということがあげられます。昼神温泉はじめ多くの温泉でこの特徴があります。
温泉につかった時に、肌がつるつる滑った感じになりますね。

これは肌にもとからある油分とこのアルカリ性のお湯が混ざり、石けんのような物質を作り出している時の現象で、つるつるした感触になるのです。このお湯は、肌にやさしく保湿効果が長持ちするという効果があります。

放射能泉(ラドン・ラジウム温泉)・・・長野県でもめずらしい成分

そして最後の特徴は、「放射能泉」。
放射能というと驚くかもしれませんが、ラジウムやラドンなどの微量の放射性物質を含むという意味で、効能は皮膚病・婦人病・動脈硬化症・高血圧など、大変療養効果の高い温泉です。最近は、がんの発生を防いだり、免疫の力を強めているとの研究報告がありました。

飯田下伊那では天龍峡温泉と松川温泉、高森温泉があり、県内でもめずらしい泉質です。

放射能泉(ラドン・ラジウム温泉)

飯田下伊那は全域にわたって広く温泉が分布・・・正しい入浴方法を

どの温泉にも、その成分表と効能および入り方や禁忌症(こんな症状の方は利用できないという病気)が表示してありますので、その注意書きをしっかり読んで、正しい入り方を心掛けていただきたいと思います。 

飯田下伊那の温泉は、全地域にわたって、広く分散していますので、どこに住んでいても、手軽に行ける温泉でありとても恵まれた地域でしょう。どんどん利用して健康増進の役にたてていただきたいと思います。

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